足が臭くなるのは繁殖した雑菌によって汗や垢が分解されることが主な原因となりますが、食べ物によって汗の臭いがきつくなってしまうということも考えられます。足の消臭をしているのになかなか臭いが消えないという場合にはもしかしたら食べ物が原因となって知るかもしれません。
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食べ物で足が臭くなる!?
体臭が食べ物によって気になってしまうのは、単純にニンニクを食べて口臭がキツくなるという単純なものではなく、もっと複雑なメカニズムによって起こります。足の臭いが気になってしまう食べ物をいくつか挙げていきます。
体臭がキツくなる食べ物
●動物性タンパク質
肉類や乳製品などをよく食べる人はベジタリアンの人よりも体臭がキツいというイメージがあるように、動物性タンパク質や脂質が多い食事をすると、コレステロールによって皮脂腺やアポクリン汗腺が刺激され、皮脂を多く分泌してしまいます。その結果足の臭いが気になってしまいます。
●ニンニクやニラ
にんにくにやネギに含まれるアリシンという成分やにんにくが分解されることで生成するアリルメルカプタンが血液中に入り、皮膚からも分泌されることで臭いが気になってしまいます。
お酒やタバコも
タバコに含まれるニオイ成分やアルコールが分解されることで発生するアセトアルデヒドも体臭の原因となってしまいます。またお酒やタバコによって発生した活性酸素によって皮脂が酸化されるのも臭いとしては良くありません。
汗自体が増えてしまう食べ物
カレーやキムチなど食べるだけで汗をかいてしまうような辛いものは代謝を良くしてくれるというメリットもありますが、汗の量が増えることでそれだけ雑菌のエサも増えることになるので、汗はこまめに拭き取るようにしましょう。
体臭予防には腸内環境が大事
このように、足の臭いがキツくなってしまう可能性がある食べ物はたくさんありますが、臭いを改善するためにこれらの食事を極端に避けなければいけないというわけではありません。
そもそも食べ物によって体臭が気になってしまうのは腸内環境が悪くなってしまうことが根本的な原因となります。消化できないほどの動物性脂質を摂ってしまうと腸内に悪玉菌が増え、臭い物質が血液を通じて汗腺から排出されてしまいます。
ビタミン、ミネラルが豊富でバランスのいい食事を摂り、食べ過ぎ、飲みすぎは避け、ゆっくりと噛んで食べることも体臭対策につながるのです。
足の臭いに効果的な食べ物は?
緑黄色野菜を摂る
野菜の食物繊維によって腸内環境が良くなる効果や、カロテンやアリシンによる体臭を抑える効果のある栄養素も摂ることができます。玄米や生野菜がオススメです。
また、フルーツにはニオイ成分が少ないので果物も効果的です。
抗酸化作用のある食べ物
抗酸化作用のある食べ物には活性酸素の量を減らしてくれる効果があり、ポリフェノールやβカロテンなどを積極的に摂るようにしましょう。
まとめ
以上が足の臭いの原因となる食べ物となります。ニオイの原因となる食べ物はいくつかありますが、これらを完全に避ける必要はなく、野菜中心でバランスのいい食事を心がけましょう。
また、足の臭いは汗の臭いよりも雑菌によって発生した成分が臭いの原因であることが多く、その場合は、角質のケアや殺菌が大切になります。