足の臭いの原因は一つではありません。立ち仕事やストレス、便秘など思わぬところに原因が潜んでいることがあります。その中でも、運動不足によっても足が臭くなってしまうと言われています。1日中デスクワークでなかなか体を動かすことがないという場合には要注意です。
足の臭いと運動不足の関係
そもそも足が臭くなってしまうのは、雑菌やバクテリアが角質や垢を食べて繁殖し、ニオイの元となる成分を作り出してしまうことが原因ですが、運動不足になることで、雑菌が繁殖しやすくなったり、汗の質が悪くなってしまうのです。
汗の質が悪く!?
本来汗はサラサラとした状態が理想的ですが、運動不足だと、血液循環が悪くなり、汗を出す汗腺へ酸素を十分に供給できなくなってしまいます。
そうすると疲労物質である乳酸が多くつくられ、アンモニアを分泌してしまいます。アンモニアを分泌してしまうと汗が臭くなってしまったり、アルカリ性が強くなることで雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
血行が悪くなると
さらに、運動不足で血行が悪くなると、代謝が悪くなるので体内に老廃物をためてしまったり、皮膚のターンオーバーが正常でなくなり、足裏に角質がたまってしまうことも足の臭いの原因となります。
実は血流が悪かったり、冷え性の人も足の臭いが気になりやすくなってしまうのです。
対処法
運動不足を改善するにはもちろん運動をする必要があります。適度な運動をすることで、全身の血流が良くなり代謝を上げることができます。また、皮膚の温度を上昇させることで脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化させることもできるというメリットもあります。
どんな運動をすればいいの?
運動といっても色々ありますが、筋トレや短距離走などの無酸素運動をしてしまうと乳酸がたまり、逆効果となってしまう可能性があるので、有酸素運動をすることが大切です。
有酸素運動としては、ジョギング、エアロビクス、水泳、エアロバイク、ヨガなどがあります。今から運動をする気になかなかなれないという場合にはウォーキングがオススメです。
有酸素運動は、1日10分でも20分でもいいので行い、直接的な足の臭いケアとして、制汗クリームなどを使うとかなり効果的です。
まとめ
以上が運動不足と足の臭いの関係となります。運動不足によって血行が悪くなってしまったり、汗の質が悪くなってしまうことが足の強烈な臭いを引き起こしてしまいます。有酸素運動を取り入れて、足のケアも行っていくことで根本的に足の臭いを改善していきましょう。