日本の女性のほとんが痩せたいという願望があると言われている中で、様々なダイエット法が存在しています。ただ、間違った方法でダイエットを行うと足の臭いなど体臭がきつくなってしまうと言われています。自分ではニオイに気づかず、かなり不快な臭いを放ってしまっているかもしれません。このダイエット臭の原因と対策をご紹介していきます。
ダイエットが原因で足が臭く!?
ダイエットによって体臭がきつくなってしまう根本的な原因は基礎代謝の低下です。無理な食事制限によるダイエットを行うと、エネルギーが不足してしまったり、筋肉量が下がってしまうことによって基礎代謝が低下します。基礎代謝が低下すると乳酸やケトン体によって足など体の臭いが気になってしまいます。
乳酸
基礎代謝が低下すると血行も悪くなってしまいます。その結果、疲労物質と呼ばれる乳酸がつくられます。この乳酸は、汗として出るときにアンモニアを伴うため、汗がアンモニア臭になり、ツーンとするようなニオイになってしまうのです。
ケトン体
基礎代謝が下がることでさらに強烈なニオイであるケトン体が生成されることもあります。代謝が悪くなると、脂肪酸がうまいこと燃焼されずに、脂肪酸が血液中に増え、イヤ~な臭いを放ってしまいます。足だけでなく、口臭や尿のニオイまでキツくしてしまいます。
体臭が気にならないようにするためのダイエット法
正しいダイエット法を行えば、痩せることができるだけでなく、足の臭いを改善することもできます。まずは、糖質制限など食制限だけに頼ったダイエット法を見直さなければいけません。
代謝をよくする
体臭の根本的な原因を解決するには代謝を上げることが大切です。
- 体を温める
体を内側から温めることで代謝をアップすることができます。38~40℃のお湯に20~30分半身浴を行ったり、足の臭いや冷えが気になるときは42℃など熱めのお湯で足湯をすることが効果的です。
- 適度な運動
適度な運動も代謝を上げるためには欠かせません。ダイエットでは筋肉量を低下させないことが大事で、運動をすることで基礎代謝を上げることができ、特にランニングや水泳など有酸素運動がオススメです。
本格的な運動が難しいとしても、ストレッチを継続して行っていったり、ヨガなどを取り入れることで、ダイエットもでき、肌のターンオーバーが整うことで足の角質がたまりにくくなり、足の臭いも改善できてダブルの効果があるのです。
食事
体臭を抑えるには、ケトン体によって酸性傾向になっている体を改善するために、野菜や果物などのアルカリ性の食品を摂ったり、脂肪をエネルギーとして効率よく燃焼したり体臭予防効果のあるクエン酸、血行促進の効果のある生姜やシナモンなどを摂るのがオススメです。
まとめ
以上がダイエットによる足の臭い対策となります。偏った食事によって、健康に悪いばかりか、不快な体臭まで引き起こしてしまいます。食事制限は適度に行い、運動や入浴を取り入れることで、基礎代謝が下がらないようにしていくことが大切です。また、足の臭いを抑えるための制汗・殺菌効果のあるクリームなどがあると便利です。