体臭がきつくなってしまう原因はいくつか考えられます。特に足の臭いが気になってしまう場合は、雑菌が繁殖してしまったことが関係しています。
ただ、足の臭いが体調と関係しているというケースもあります。もし、足が急に臭くなってしまった、常に清潔にしているのに臭いが消えない、といった場合はもしかすると体調不良が原因となっているかもしれません。
ここでは、考えられる体調と足の臭いの関係や対処法などをご紹介していきたいと思います。
体調と関係する足の臭い
足の臭いの原因となってしまう体調不良はいくつか考えられます。そして、臭いのタイプも状況によって異なることもあります。臭いを改善するためにはこれらの根本的な原因を改善していく必要があるのです。
ストレス
まず、最も可能性が高い体調不良としてはストレスがあります。仕事や学校でストレスがたまっているときほど足の臭いが強烈になってしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか?
精神的なストレスも肉体的なストレスも自律神経のバランスを乱してしまい、汗を多くかいてしまったり、足の臭いがキツくなってしまう傾向にあります。
ストレスがたまっている時の足裏の臭いは「ゴムの焼けたような臭い」、「すっぱい臭い」などと表現されることもあります。
汗腺機能の低下
これは体調不良というわけではありませんが、運動不足やエアコンの影響で汗をかくための汗腺の機能が低下してしまうことも原因として考えられます。
特に、春に足が臭くなってしまうという場合は汗腺機能が関係していることがよくあります。適度な運動を行うなどで汗腺を弱らせないようにしていきましょう。
免疫力の低下
足の臭いの引き金となっているのは雑菌やバクテリアです。なので免疫力が低下してしまうとその分雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
実は糖尿病の場合に足の臭いが強くなってしまうというのはこれが一つの原因となっているのです。
内臓
そして内臓の調子も体臭と関係していることがあります。特に消化器の調子が悪くなると甘いニオイがすると言われています。
腸内の環境が悪いと全身にもニオイ成分が運ばれてしまったり、大腸の調子が悪いことで腐った雑巾のような大腸菌の臭いが発生してしまうことがあります。
また、肝臓はアンモニアなどの有害物質を解毒する働きがあるので、肝臓が不調の場合、疲労臭と呼ばれるアンモニア臭を放ってしまいます。
他にも肺が不調になると便の臭いがしてしまうというケースもあります。
このように、内臓の不調が体臭の原因となっていることもあり、特にこの場合は足だけでなく、体臭や口臭にも影響してしまうことがよくあります。
以上のように、足の臭いに関係する体調不良はいくつか存在します。他にも水分代謝の乱れによる腐敗臭などもあり、普段からできるだけ自律神経を整えたり内臓を健康的にしておくことも大切なのです。
足の臭いを改善するには
こういった体調による足の臭いを改善するには、根本的な原因を改善する必要があります。
自分なりのストレス解消法を持っておいたり、食生活や生活習慣を見直すことで免疫力や汗腺機能の低下を防ぎ、内臓に負担をかけないようにするようにしましょう。
ただ、体質というのはなかなかすぐには変えることはできません。すぐに臭いを抑えるためには雑菌による臭いを解消してくれる専用の消臭剤、デオドラント剤を活用していくことで対処していきましょう。
まとめ
足の臭いは体調と関係していることもあります。原因はいくつか考えられますが、まずは原因を考え、根本的に改善していくことが大切で、すぐにニオイを抑えたい場合には専用のデオドラント剤を使うことで対処していきましょう。
それでもなかなか改善されないという場合は病院で検査してもらうことをおすすめします。