体臭の中でも足の臭いはワキガなどと違い、環境によってキツくなってしまうことはよくあります。中でも汗をかきやすいスポーツをしているときは要注意で、よくあるのがサッカー部や野球部の足の臭いです。
これは少年から大人まで、男子でも女子でもある悩みで、何も対策をしないでいると、家でイヤ~な臭いが充満してしまったり、本人の深刻な悩みになってしまうケースも少なくありません。
靴や靴下はもちろん、足のケアまでしっかりと対策していきましょう。
サッカー部、野球部はなぜ臭くなってしまうの?
そもそもなぜサッカーや野球など運動をしたときは足の臭いが気になってしまうのでしょうか?もちろんそれにはきちんと理由があります。
足の臭いがキツくなってしまうのは、汗自体の臭いではなく、足に繁殖した雑菌やバクテリアが皮脂や汗を分解したときにできる副産物が主な臭いの原因なのです。ひどい時は納豆の臭いと表現されるほど強烈になってしまいます。
サッカーや野球をしていると、運動で汗をかいてしまい、さらにスパイクやトレシューは蒸れやすく、雑菌やバクテリアが増殖しやすい環境が整ってしまうわけです。
サッカーの場合、すねにつけるレガースも足のイヤな臭いの原因となります。
女子でも悩みは同じ
この足の悩みはもちろん男子だけではありません。女子でも汗をかいて靴が蒸れてしまうと臭ってしまうのは自然なことです。
体育が終わったあとに足が臭ってしまうという悩みも多く、女子の場合デリケートな悩みになってしまうので足の汗や雑菌を防ぐための対処が必要となります。
足の臭いを解消するには
サッカー部や野球部の足の臭いを改善するには、スパイクの消臭、靴下の消臭、足の消臭の3つの対策が必要となります。少し手間ではありますが、どれか一つ欠けても臭いが残ってしまいます。
スパイクの消臭
靴の臭いは中に繁殖した雑菌やバクテリアが原因となるので、できたら洗いたいですが、スパイクの中には革製品もあるので、自分で洗うのは自信がないという場合もあると思います。
洗わなくても、スパイクを履いたあとはできるだけ風通りのいいところで陰干しします。中敷きが取り外せる場合は取り外してから1晩以上干します。
スパイクは毎日履くことが多いとは思いますが、足の臭い対策としては2足以上を交互で使うことが理想です。
また、靴を脱いだあとは消臭スプレーをかけて除菌しておくことも大切で、ファブリーズやアルコールを使ってもいいですが、ミョウバンを使って自分で作ることもできます。
中に入れる消臭剤としては重曹を使うこともできます。
靴下の消臭
普通靴下は洗濯するだけで臭いや汚れはキレイになりますが、サッカーや野球のソックスは別物です。
しっかりと臭いを落とすためには、殺菌力のある洗剤を使う、もしくは重曹水にひと晩つけてから普通に洗濯をするという手があります。
また、それでもまだダメな場合は、お湯に1時間ほどソックスを浸けたり、アイロンをかけたりして菌を殺菌します。ただ、このとき素材によってはいたんでしまうので注意しましょう。
足の臭い
足の臭いケアとしては汗を抑えたり菌を殺菌してくれる専用のデオドラント剤がオススメです。
ただ、子供に使う場合は子供でも安心して使える天然成分でできたものを選ぶようにしましょう。
実際にこのデオドラント剤を野球部の息子に使って、今まで息を止めて洗濯をしていたのに、今ではニオイもわからなくなったという口コミもあります。
まとめ
サッカーや野球、ソフトボール、ラグビー、テニス、バドミントン、バレエ、剣道などスポーツをやる上では足が臭くなってしまうのはある程度しかたないことです。ただ、家の中や周りに臭いが充満してしまったり、周りにイヤな印象を与えてしまわないようにスパイク、ソックス、足のすべての消臭をしっかりと行っていくようにしましょう。