足の汗の悩みを持つ人はたくさんいますが、年齢を重ねることで足汗が気になるようになってしまった場合や逆に年齢とともに汗をかかなくなったなどのパターンもあります。また、発汗には思春期特有の原因もあります。そこで、ここでは足の汗と年齢の関係についてお話ししていきたいと思います。
思春期の汗は多汗症が原因?
多汗症はもちろん子供から大人まで幅広くの人が持つ悩みですが、特に13歳~19歳の多感な時期に発症することもよくあります。原因は精神的な面から遺伝的な要素まで色々と考えられます。
思春期の多汗症はコンプレックスにもなりやすく、非常にデリケートな問題にもなってしまいます。汗が多いことで、周りの目を気にしてしまったり、多汗症であることでさらに精神的なストレスがたまり、悪循環となってしまうこのもあるので、適切なケアが必要になります。
制汗剤などを使うことで、汗を抑えることはできます。ただ、なかなか治らず、日常生活に支障をきたすレベルであれば、一度専門医に相談するのがいいでしょう。心理カウンセリングから注射、漢方などの薬まで色々な対処が考えられます。
年齢を重ねるたびに汗がひどくなる場合
基本的には年齢を重ねると汗をかくための汗腺の機能が衰えてしまうため汗はかきにくくなります。ただ、年齢を重ねるたびに汗がひどくなってしまうこともよくあります。それは女性の場合に多く、ホルモンバランスの関係が考えられます。
更年期障害による多汗
女性の場合はホルモンバランスの影響で汗が多く出てしまうことがあります。これはホットフラッシュなどと言われますが、更年期に女性ホルモンであるエストロゲンが減少し、男性ホルモンが優位になりことが原因です。
ただ、この更年期特有の汗は足というよりは、首から上などの上半身に汗をかいてしまったり、ほてってしまう傾向があります。
環境の変化やストレス
汗の原因は様々ですが、環境の変化やストレスによっても発汗することが考えられます。特に、更年期のストレスなどで自律神経が乱れると足などの下半身に汗をかきやすくなってしまうケースもあり、全身に汗をかくというよりも足裏や手掌など局所的に汗をかいてしまうという場合は精神面でのストレスなどが考えられます。
対処法
年齢による汗の悩みを改善するには、運動が効果的です。運動といっても本格的に始める必要はなく、週に2~3回程度のウォーキングでも大丈夫です。軽く体を動かすことによって、汗腺のトレーニングをすることができるのです。
ホルモンバランスを整えるために、女性ホルモンに似た作用をもつ大豆イソフラボンなどを摂取するのも有効です。
また、足の汗は体臭の原因にもなってしまうので、足汗の直接的な対処法としては制汗剤を使って汗を抑えるようにするとすぐに対処することができます。
まとめ
以上が足汗と年齢の関係となります。もちろん発汗の原因は他にも色々と考えられますが、年齢と関係が深いものは思春期の多汗症や更年期のホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが代表的な原因となります。
運動などで体質を改善しつつ、制汗剤を使って直接的に対処していきましょう。