足の臭いを解消するにはまず足に繁殖した雑菌やバクテリアを殺菌することが大切です。その方法の一つとして、ネット上では、オキシドールを使うことで殺菌できるといった情報があります。果たして本当にオキシドールで臭いを消すことができるのでしょうか?ここでは、オキシドールを使う効果とデメリットなどを解説していきます。
オキシドールの効果とは
オキシドールは、過酸化水素2.5~3.0%の水溶液のことで、よくケガをしたときに保健室などで消毒として使われたりします。その他にも、医療機材の消毒やウイルス対策などにも使われたりします。
エタノールと違い、漂白剤としの効果も発揮します。
オキシドールの殺菌作用
過酸化水素から発生する活性酸素によって細菌の細胞膜やDNAにダメージを与えることで殺菌効果を発揮します。また、水虫の原因にもなる白癬菌を殺菌することもできるので、オキシドールで水虫の軽い症状なら改善できる見込みはありますが、角質の奥までは届かないので、あまり期待しないほうがいいでしょう。
使い方
使い方としては、薄めたオキシドールを臭いの気になる足に直接塗るという方法です。ブーツや革靴など靴の消臭に使うという人もいますが、漂白の効果によって色落ちしてしまう可能性があるのでオススメしません。
オキシドールはドラッグストアでも扱っているところがあったり、Amazonなどでも数百円で買うことができます。使用する場合は注意事項をよく守って、濃度などには注意しましょう。
オキシドールのデメリット
オキシドールは発がん性があるという指摘もあります。足の臭い対策として使う場合は、オキシドールを体内に入れるわけではないので、そこまで神経質になる必要はありませんが、活性酸素を出すことや足の健康な皮膚細胞にもダメージを与えてしまう可能性もあります。
また、敏感肌の場合や濃度が高いと肌のトラブルの原因となる可能性もあります。
専用のクリームを使うのがオススメ
最近では、汗も抑えて、99%以上の菌を殺菌することができる足臭専用のクリームなども見つけることができます。わざわざリスクを冒してまで、オキシドールで消臭するのはあまり賢明な方法とは言えません。
まとめ
以上がオキシドールを使った足の臭い対策となります。たしかに、オキシドールには優れた殺菌効果はありますが、デメリットも存在することを忘れてはいけません。より効果的かつ安全に足の臭いを消すには専用のクリームを使うようにしましょう。