足の臭いを消す方法として、エッセンシャルオイルを使うという方法があります。数あるアロマの中でも特に抗菌効果があることで有名なのが、ティーツリーです。足の臭いも軽減でき、すっきりとした香りでリラックスもできるので、一石二鳥の方法です。ここではそんなティーツリーを使った靴の消臭法と足の殺菌のしかたについてご紹介します。
ティーツリーの効果
ティーツリー(ティートゥリー)は、ニュージーランドやオーストラリアなどに生息するフトモモ科の植物です。優れた抗菌・消毒効果があることがわかっており、足の臭い対策以外にも、ニキビや風邪予防にも効果的で、洗剤、歯磨き粉、石鹸、シャンプーなど幅広く使われています。病院の消毒として使われている国もあります。
足の臭いへの効果
足の臭いはムレによって雑菌が繁殖し、雑菌やバクテリアによって分解された汗や垢が主な原因です。ティーツリーの抗菌作用によってそういった雑菌の繁殖を抑えることできます。さらに、ティーツリーには、抗真菌作用もあり、水虫にも効果を発揮してくれます。
ティーツリーを使った足の臭い対策
まず、ティーツリーオイルを選ぶときのポイントとして、オーガニック100%のものを選ぶということです。ティーツリーにも色々とあり、部屋の芳香剤としてのもなどは合成化学物質が使われているため、肌に直接つけられるものを選びましょう。
足の臭いケア
- 足湯に入れる
38~42℃程度のお湯をはった洗面器やフットバスにティーツリーオイルを5滴程入れ、足湯を5分間以上行います。直接肌に塗るよりは刺激にならず、リラックスの効果もあります。
- 足に直接塗る
足にオイルを直接塗る方法です。足を洗って清潔にしたあとに、タオルで水分を拭き取り、足裏や指のあいだなどにティーツリーオイル数滴を使ってすりこみます。足湯で使うよりも効果的で、ティーツリーはラベンダーなどに比べて肌に優しいですが、念の為に事前にパッチテストを行っておきましょう。
- お風呂に入れる
お風呂にサイプレスというアロマ2滴とティーツリーを1滴加えます。森のような香りでリラックスできるし、お風呂に入れることで足だけでなくワキなどの体臭の対策にもなります。
靴の臭いケア
- ティーツリーでシューキーパー
靴の中にティーツリーオイルを染み込ませたコットンや脱脂綿を入れて一晩置きます。それだけで靴やブーツの臭いが改善されていることがあります。また、靴の中がムレてしまって、連続で同じ靴を使いたいという場合には、ティーツリーに加え、重曹も一緒に入れておくと靴の中の湿気をいい感じに吸収してくれます。
- スプレーで消臭
足の臭いの原因となる物質を中和反応によって消してくれるのが重曹です。そんな重曹に水を加えてスプレーを作り、その中に、ティートゥリーやユーカリを1滴加えることで殺菌効果もプラスしたり、爽やかな香りを加えることができます。スプレーは持ち運びもできるためオススメです。
このように、ティーツリーの活用法はたくさんあります。自分に合った方法を見つけてティーツリーをうまく活用していきましょう。また、LUSHの商品にティーツリー葉油が含まれているフットパウダーがあり、そういったものを使うのもいいでしょう。
ティーツリーには優れた抗菌効果がありますが、汗を抑える効果はないので、汗をかいて靴の中がムレてしまうという場合には、制汗作用のあるクリームなどを使うのがオススメです。
まとめ
以上がティーツリーを使った足の臭い対策となります。殺菌効果のあるものはたくさんありますが、アロマを使うことで香りによるリラックス効果も得ることができます。ぜひ足の臭い対策の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか?