ニキビなどの肌のトラブルによく使われる市販の外傷治療薬の「オロナイン」が、足の臭いなどの体臭を改善する効果もあるという情報があります。たしかにオロナインには殺菌成分が含まれているのでニオイの原因菌の増殖を防ぐことができる可能性もあります。そんなオロナインの実際の効果はどうなのか?について解説していきます。
オロナインの効果
オロナインはもともと、にきびや吹出物、しもやけ、ひび、あかぎれなどに効果的な市販の薬でオロナイン軟膏Hやオロナイン液があります。
殺菌効果
オロナインには、クロルヘキシジングルコン酸塩という有効成分が含まれており、この成分には殺菌作用があります。ニキビの原因菌であるアクネ菌などの菌を殺菌してくれることなどからニキビ治療としてはとても有名な商品です。
足の臭いは基本的に汗や角質によって増殖した雑菌やバクテリアが原因となっているので、オロナインの殺菌効果によって足の臭いや水虫が改善できる可能性はあるのです。
オロナインの使い方としては、お風呂の後に足裏や指の間に塗るというだけです。大人だけでなく、子供の足にも使うことができます。
オロナインはニキビや足の臭い対策以外にも、毛穴パックや脇の臭い対策、日焼けケアなどにも使うことができるので1個持っておくと便利なこともあります。
オロナインのデメリット
足裏がベタつく
オロナインは顔に塗るぶんにはいいのですが、足に使うとやはりベタつきが気になってしまいます。フローリングなどにつくとちょっと厄介です。
足が保湿される
大人ニキビ対策としては肌を保湿することが大切で、オロナインにはグリセリンやワセリン、オリブ油などの保湿成分が含まれているので適しています。
ただ、足を保湿すると靴下やストッキングを履いた時にムレやすくなってしまうというデメリットもあります。
制汗効果はない
足の臭いを抑えるには殺菌だけでは不十分で靴を履くとまたすぐに臭いが出てきてしまいます。足の臭いを根本的に改善するには、制汗作用のあるクリームを使って汗を抑えた上で殺菌を行うことが重要です。
まとめ
以上がオロナインを使って足の臭いを消す方法となります。たしかにオロナインには殺菌作用があるので、実際に足の臭いが少し減ったという声はあるようです。ただ、より効果を実感するためには、制汗効果も殺菌効果も両方ある専用のデオドラントクリームを使うことをオススメします。