足の臭いを消すための方法として色々な情報があります。その中でもかなり安くてメジャーな方法が「重曹」です。重曹は殺菌によって消臭するエタノールなどとは違い、中和反応によって消臭します。ここでは、そんな重曹の効果や効果的な足や靴の消臭法などをご紹介します。
なぜ重曹でニオイが消せる？
重曹の正体は炭酸水素ナトリウムという物質で、スーパーなどでも安く買うことができる白い粉状のものです。その消臭能力から、体臭対策だけでなく、トイレやキッチンの消臭などにもよく使われます。重曹の中和反応と除湿効果によって足の臭いを改善してくれます。
中和反応
重曹は弱アルカリ性で酸性のものと中和反応を起こすということで、よく化学実験の授業などでも使われます。
そもそも足が臭くなる原因というのは「イソ吉草酸」という物質で、納豆のような臭いと言われています。これは酸性のため、重曹によって中和することによって臭いを抑えることができます。
除湿効果
重曹には、吸湿性もあるので水分を取り除いてくれる効果もあります。足はムレて水分が多くなると雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、この点も消臭として役立ちます。
重曹を使って足の臭いを消す方法
重曹を選ぶときは、界面活性剤が含まれていない肌に負担にならないようなものを選びましょう。食品添加物用の１kg５００円程度で買えるもので十分です。
足の消臭対策
足の消臭のためには重曹を入れた足湯がおすすめです。
- お湯をはった洗面器に重曹スプーン２～３杯程度加えます
- 足を１０～２０分程度お湯につけます
たったこれだけで足のイヤな臭いを改善することができますが、臭いを防ぐにはこれを継続して行っていく必要があります。ただ、肌が弱い方は注意しましょう。
また、この重曹の足湯にクエン酸を加えることで、入浴剤のようになり、より足をキレイにすることができます。
靴の臭い対策
足の臭いがとれたとしても靴や靴下が臭ってしまうと結局臭くなってしまいます。重曹スプレーを使って靴にふりかけたり、靴に重曹を入れることで臭いを抑えることができます。
●重曹スプレー
重曹スプレーは１５０mlの水に重曹を小さじ1杯程度加えたものを空のスプレー容器に入れるだけで簡単に作ることができます。靴を脱いだ後に振りかけたりすると効果的で、持ち運びもできます。また、これにティーツリーなどを1滴加えると殺菌効果もありより効果的です。
●すぐにでも臭いを消したい
より効果的に靴の臭いをとるためには、靴に直接重曹を入れるという方法があります。
- 重曹を１／２カップ程度使わなくなった靴下やストッキングに入れます。
- 靴下から粉が出ないように靴下の先を結びます
- これをそのまま靴に入れます
粉を直接靴に入れることで、消臭プラス除湿効果もあるので、ムレてしまった靴の臭いを効果的に抑えることができます。使い終わった重曹は洗濯槽を掃除するときなどに再利用することができます。
重曹だけでは効かない？
足の臭いが強烈な場合や、ニオイの原因がアルカリ性の成分である場合、うまく中和できず効果がないという場合があります。さらに、重曹の足湯は毎日やって継続していかないと効果が切れてしまいます。
そのような場合には、殺菌効果があり、制汗作用もあるデオドラントクリームを使ってしっかりと足のケアをしていくようにしましょう。ただ塗るだけなので効果が高いだけでなく、より簡単な方法です。
まとめ
以上が重曹を使って足の臭いを消す方法となります。手軽に買うことができて、用途も多い便利な重曹ですが、それだけでは足の臭いを完全に消すのは難しいです。
より簡単により効果的に消臭対策をするには、デオドラントクリームを使った方法がオススメです。
