足の臭いを改善するためには、足に繁殖した雑菌を殺菌する必要がありますが、殺菌のために使われる成分としては、ミョウバン、ティーツリー、アルコール、イソプロピルメチルフェノールなど色々あります。
そんな足の臭いや角質ケアに使われているものの一つに「木酢液」というものがあります。この木酢液は昔から足の臭いだけでなく、水虫対策や角質ケアとしても使われてきました。
今回はそんな木酢液の効果や使い方、デメリットなどをご紹介していきます。
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木酢液とは!?
木酢液とは、木材を乾留して炭にするときに出てくる水蒸気を冷やすことで得られる上澄分です。(ちなみに竹を炭化する際に得られるものは竹酢液と言います。)
よくガーデニングの際の防虫剤としてホームセンターでも売られていますが、木酢液は中和作用と燻香のマスキング作用の相乗効果によってイヤな臭いを和らげてくれる効果があり、キッチン周りの消臭やヌメリとりなど掃除においても強い味方となってくれます。
なんと群馬県のある地域ではこの木酢液が無料で配られるそうです。
足の臭い・角質への効果
そんな木酢液を足に使うことによって、足の臭いを改善できたり、角質のケアをすることができます。
殺菌効果
足はムレやすく雑菌も繁殖しやすい部分で、それだけ臭いが気になってしまいます。
以前このサイトではお酢を使った足の臭い対策法についてご紹介しましたが、木酢液も同様に殺菌効果があり、足の臭いや水虫対策としてよく使われています。
ただし、水虫の原因である白癬菌を抑えることはできますが、すべての水虫を治せるわけではありません。
角質の除去
そして、木酢液には角質をケアしてくれる効果もあります。
実際に木酢液を使って足裏の角質をキレイにしてツルツルにすることができたという口コミも結構あります。また、古い角質のケアは見た目がキレイになるだけでなく、足の臭いを改善するためにも必要となります。
他にも、木酢液を使って足湯や入浴をする場合は血流をよくして冷えを解消してくれる効果も期待できるため、この点も足の臭い対策につながります。
木酢液の使い方
まず木酢液を選ぶ際に注意しなければならないことがあります。木酢液の中にはきちんと精製されていない粗悪な製品もあるので、肌に使う場合はちゃんとした製法でつくられているものを選ぶようにしましょう。
足湯として使う場合
足の臭い対策として足湯はおすすめで、木酢液を使う場合は基本的に薄めてから使います。
- まずは洗面器やバケツなどを用意して、その中に暖かいお湯を入れます。
- 洗面器の大きさだとだいたい木酢液をボトルのキャップ1杯分程度加えます。
- そこに足を5~20分浸けます。
お風呂に入れる場合
足の臭いだけでなく体全体の体臭が気になる場合や体を温めたいときには湯船に木酢液を加えることもできます。
竹酢液を使うことでアトピーや肌荒れ対策にもなったり、お風呂用の木酢液というものも売られているので、それを使ってみるのもいいでしょう。使う際は表記に従った量を加え、入れ過ぎには注意しましょう。
木酢液のデメリットは?
そんな足の臭い・角質の強力な助っ人である木酢液ですが、デメリットもいくつかあるので挙げておきます。
- 木酢液のニオイは独特でニオイに敏感な人は苦手な場合もあると思います。そんなときは代わりに香りのいいティーツリーなどのアロマを使うのがオススメです。
- 商品の注意書きにも書いてあることもありますが、ニオイがしばらく染み付いてとれなくなってしまうこともあります。
- 肌に刺激になってしまい、合わない可能性もあるので、敏感肌の場合は注意が必要です。
- 木酢液には色がついているので、服についてしまうと色がついてしまう可能性があります。
このように、ニオイがかなりネックになってしまうという口コミも多く、効果が感じられなかったというケースもあるようです。
私の経験からすると、外出時の足の臭い対策としては、無臭でより持続力のあるクリームタイプのデオドラント剤がより効果的です。
まとめ
木酢液はその殺菌効果から足の臭いや水虫対策としてはよく使われるもので、なかなか足の臭いが改善されないという場合は試してみる価値は十分にあります。
ただ、ニオイが気になってしまうなどのデメリットがあるため、外出時の体臭対策としてはクリームタイプの消臭剤を使うことをおすすめします。