足の臭い、ワキガ、加齢臭、頭皮の臭い、口臭、などなど体臭の悩みは多くの人が抱える悩みで、特に足の臭いはかなり強烈になってしまうこともあり、周りに悪影響を与えてしまうこともよくあります。
人間の嗅覚は不思議なもので、そんなキツい臭いでも実は本人は気づかないということが結構あります。
こうしたことから、なかなか自分の足の臭いに気づけなかったり、職場の同僚の臭いに悩まされてしまうといったケースも少なくありません。
Contents
なぜ本人は臭いに気づかないのか?
そもそもなぜ本人が一番距離が近いはずなのに、臭いに気づけないのでしょうか?それには2つの理由が考えられます。
臭いに慣れてしまう
人間の嗅覚は順応しやすいという特徴があり、あるニオイを嗅ぎ続けているとそのニオイに対して慣れてしまって、かなり鈍感になってしまいます。これは「嗅覚は疲れやすい」、「嗅覚疲労」などと表現されることもあります。
この現象はよく日常生活でも経験しているのではないでしょうか。
例えば、新しい家や友達の家に行った時は独特なニオイを感じるのに、住んでからしばらくするとそのニオイを感じなくなったり、香水をつけてしばらくするとその匂いに慣れて物足りなくなってしまい、さらにたくさんつけてしまうなど色々とあると思います。
そのため、周りからしたら信じられないくらい足が臭いのに本人は全く気づかないという現象が起きるのです。これは人間の防衛本能とも言えます。
嗅覚には個人差がある
人間の嗅覚は個人差があり、環境によってそれを鍛えることもできます。
さらに、性別においても女性の方が嗅覚が優れている傾向にあり、浮気を見破る能力があるのはこの理由もあるのかもしれませんね。
また、嗅覚は体調によっても変化し、女性の場合は生理中に嗅覚が鈍感になったり、妊娠中に嗅覚が敏感になったりすることもあります。
足の臭いの悩みを解消するためには
こうした理由から、本人が臭いに気づかないこともあり、夫婦間のトラブルとなったり、職場での臭いの悩みにもつながってしまい、ひどい時には職場や学校でのいじめの原因になってしまうというケースもあります。
まずは本人が臭いに自覚を持つことや臭いに気づかせてあげる必要があるのです。
自分の臭いをチェック
ワキガのなりやすさといえば、耳あかが湿っている、脇毛が濃い、汗で服が黄ばんでしまう、などのサインがありますが、足の臭いはメカニズムが違うので、直接臭いを確かめるしかありません。
靴を履いている間はなかなか臭いに気づきにくいので、靴を脱いだ時に靴や靴下、ストッキングの臭いをチェックしてみたり、家族に直接足の臭いをチェックしてもらいましょう。
周りの人が臭いに気づいていないとき
旦那さんの足の臭いなど家族の体臭の場合は気軽に言ってあげられると思いますが、職場の同僚の場合は注意していいのかとまどってしまうと思います。
相手が女性の場合など直接言いにくい場合は、誰かに頼んで伝えてもらうなど状況に応じた対応が求められます。
いずれの場合も、足の臭いの原因である汗や雑菌を抑えるためのデオドラント剤などを活用してきちんと対処していく必要があります。
まとめ
このように、足の臭いなど体臭に本人は気づかないということがよくあります。そもそも体臭が全くない人間はいないので、少なからず自分のニオイに慣れてしまっているのです。
自分は体臭が全くないから大丈夫と思っていても、実は周りの人からすると臭ってしまっているかもしれません。きちんと足を清潔に保ってニオイケアを行っていくことが大切です。