「足が納豆臭い!」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?これは男性だけではなく、ブーツを履く女性にとっても大きな悩みでもあります。お座敷の居酒屋などでも気になってしまうというのもよくある話です。ここでは、その納豆の臭いの原因と対策についてご紹介していきます。
納豆の臭いの正体とは?
足の納豆の臭いの原因はズバリ、「イソ吉草酸」です。汗をかく夏、汗腺機能が衰える春、ブーツでムレやすい秋冬、足の臭いの悩みは年中ありますが、靴の中がムレて汗や垢が雑菌・バクテリアによって分解されることによってこのイソ吉草酸という物質ができて足が納豆やチーズのような臭いになってしまいます。
イソ吉草酸(3-メチルブタン酸)は、まさに納豆の発酵過程でおこる化学反応によって生じる成分の脂肪酸の一種です。なんと悪臭防止法によって規制されているほど不快感のあるニオイなのです。
男性だけではありません!
足が臭いといえば中年男性のイメージがありますが、あるテレビ番組でブーツを履く女性の足の臭いを調査したところ、納豆レベルが600~700、チーズレベルが500~600、不快に感じるレベルが400~500であるのに対して、半分以上が400以上、30%が500以上の値となり、自分では臭いという自覚があまりないという人でもかなり強烈なニオイとなってしまっていることが判明しました。
納豆の臭いを消すには?
足の納豆臭を改善するには、靴の消臭と足の消臭の両方を意識する必要があります。
靴の消臭
靴はムレないようにすることがまず大事で、替え用の靴下を持っておいたり、こまめに足を拭くようにして足をできるだけ乾燥させましょう。
また、納豆臭のイソ吉草酸は酸性ですから、この臭いを中和する方法として弱アルカリ性の重曹を使うという方法があります。
足の消臭
足の消臭としては、汗を抑えることと、菌を殺菌することが大事で、爪も短くして清潔に保つようにしましょう。制汗も殺菌もできるデオドラントクリームがおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか?足の納豆臭の悩みは男性だけでなく、女性にもあり、特にムレやすいブーツ、パンプス、革靴を履く場合には要注意です。座敷などで周りのを気にしてしまわないようにしっかりと対策をしていきましょう。