足の臭いを改善する方法の一つとして、レモンなどに含まれている「クエン酸」があります。酢酸やクエン酸は殺菌効果があることで知られていますが、お酢だと強烈な匂いが残ってしまってイヤだという方にはこのクエン酸がオススメです。ここではクエン酸の効果や重曹と混ぜて使う方法などをご紹介します。
クエン酸の効果
足の臭い解消としてよく使われる重曹は、足の臭いの原因でもあるイソ吉草酸という物質を中和することで臭いを抑えます。
それに対し、クエン酸は雑菌の繁殖を抑えたり、アンモニア性のニオイ成分を中和することでニオイを解消するので、重曹とは違うメカニズムで消臭してくれます。お酢を使うことでも同じような効果が得られます。
クエン酸はその消臭能力から、トイレや水回りの掃除、せっけんカスを落とすためにもよく用いられます。
クエン酸を使った足の臭い対策法
クエン酸の使い方は基本的にお酢と同じで、お湯に加えて足湯として使います。
- 洗面器などにお湯をはって、クエン酸を大さじ2杯程度入れます。(レモン汁などを使っても大丈夫です。)
- 石鹸で洗った足をお湯に入れて5~30分入れます
- キレイなタオルで拭いて乾燥させます
たったこれだけです。クエン酸スプレーを作って足にふりかけたり、クエン酸の入ったドリンクや食材を摂ることも体臭対策としては効果的です。
※ただし、酢酸やクエン酸を使うときは、「まぜるな危険」と表記してある塩素系の漂白剤などと混ざってしまうと塩素ガスが発生して大変危険なので、混ざらないように注意し、排水溝にある塩素系錠剤などにも気をつけましょう。
重曹と混ぜて使う
重曹とクエン酸を混ぜて使うことによって、炭酸泉のような効果が得られ、足がキレイになります。そもそも、市販の入浴剤は重曹とクエン酸からできているので、炭酸入浴剤の代用として使うことができます。
重曹2の量に対して、だいたいクエン酸が1となるようにお湯に入れて同じように足湯として使います。お風呂に入れて入浴剤としても使うことができます。
※肌が敏感な方は注意しましょう。
ただし効果は続かない
確かに消臭効果はありますが、お酢やクエン酸を使う場合、効果は一時的で、継続してやらないととまた臭くなってしまいます。普段はデオドラントクリームを使って消臭し、それでも足の臭いが気になるという場合におすすめの方法です。
まとめ
以上がクエン酸を使った足の臭いを消す方法となります。お酢やクエン酸を使うことで、手軽に足の臭い対策をすることができます。ただ、効果がずっと続くわけではないので、普段は殺菌効果のあるクリームを使って足のイヤな臭いを消していきましょう。