足が臭くなる原因と言ったらまず「雑菌」が思い浮かぶと思います。実際に足が臭くなるのは、細菌・真菌・ブドウ球菌などが原因の一つになっています。ということはこの雑菌を殺菌消毒することができれば足の臭いは改善されるのではないかということで、アルコール(特にエタノール)を使う人がよくいます。アルコールはたしかに殺菌効果があるのですが、エタノールを使うことのデメリットもあるので注意が必要になります。
アルコールで足の臭いを改善
アルコールと言ったらお酒がまず思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、アルコールは医療的にも、日常的にもよく消毒に使われます。インフルエンザが流行ったりする時期はよくお店の入口にも置いてありますよね。もちろん足の臭いの原因となる菌も殺菌することができます。
それに何といっても、消毒用のエタノールは薬局やスーパーなどでも安く手に入るので簡単です。
ちなみに、エタノール濃度は80%程度のものが効果があるとされていて、濃度が高すぎる無水エタノールなどは向いていません。
アルコールのデメリット
エタノールの刺激
殺菌能力は高いエタノールですが、刺激が強く肌が荒れてしまったり、使っているうちに足がカサカサになってしまう人も少なくありません。アルコールを含む化粧品を使って刺激を感じてしまったことがある人や、パッチテストで反応があったという人は特に注意が必要です。
最悪の場合、皮膚がひび割れてそこから菌が感染してしまうことも。。。
扱いに注意が必要
普通のお酒ぐらいの濃度のエタノールなら問題ありませんが、消毒用の濃度の高いエタノールとなると、注意が必要になります。そもそもエタノールは引火性の液体ですから、原液に近い濃度のエタノールを自宅で扱う場合は十分に気をつけるようにしましょう。
アルコールのベストな使い方
安全に使いたいなら、エタノールの含まれたウエットティッシュがオススメです。また、靴やブーツの除菌をする場合などにはアルコールは便利です。使い方としてはブーツの内側にスプレーを吹きかけてから拭き取ったり、コットンパフに染みこませてから内側を拭いてあげるといいでしょう。※ただし、靴によっては色落ちしてしまうケースもあります。
また、イソプロピルメチルフェノールという殺菌成分を使った刺激のないクリームを使うと肌がカサカサになることもなく、殺菌だけでなく汗も抑えてくれるので、より持続力があり、より消臭の効果が期待できます。
まとめ
以上のようにアルコール(エタノール)はたしかに足の臭いの原因の菌を消毒してくれます。ただし、使う際には肌の刺激にならないように注意するようにしましょう。